生徒さんからの最後のおもてなし

ちょうど1年間から真面目にお稽古に来られていた男性生徒が4月から知床に転勤となり
3月末でお稽古が最後となってしまいました
生徒さんから、最後のお稽古は自分が先生におもてなしを します
と言ってくださり、当日とても楽しみに待っておりました
生徒さんが主菓子と茶花とを持って来られるとの事で
花瓶と菓子鉢を用意しておりました
都わすれとゆきやなぎそして、右にちょこんとあるのが春蘭です(ご自身で生けられました)
都わすれの花言葉は「別れ」です
鎌倉幕府により佐渡に島流しにされた順徳天皇が この花の名付け親という事です
今日のテーマにふさわしくため息がこぼれました

生徒さんのお点前を拝見しながら入って来られてからのお稽古の日々が走馬灯の様に
グルグル廻って胸がいっぱいになってきました

主菓子は、行列で有名な吉祥寺の小ざさの羊羹
早朝から並んで買って来てくださったとの事
珍しいお菓子を頂き そしてこれが噂通り美味なのです!

そしていよいよ一杯の薄茶が出され、にじっていただきにいく。。
泣かないと約束していたのに、お茶を口に含んだ瞬間
涙が目からこぼれ落ちてしまいました
こんなに立派に成長をした生徒からの一杯のおもてなし
こんな美味しいお茶は初めてと思う程です
最後に拝見は、ナツメはうちのお稽古道具ですが今日の為にお茶杓を自ら削ったものでした
茶杓のご銘は「なごり雪」でした
男性的な立派な茶杓です。夜な夜な今日の為に削ってくださったとの事

こんな素晴らしおもてなしを生徒から受けるとは夢にも思っていなかったです

これにより一人一人がお茶を通して日本の心を感じ、人に感動や喜びや癒しを与える事のできる
生徒さんを育てる事に使命感を強く感じた一日でした

生徒さんは、知床の世界遺産である公園のお仕事をされるそうです
とても、やりがいのあるお仕事だと思います
さらなるご活躍を心よりお祈りしております
今まで 私の生徒でいてくださりありがとうございました

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