観世会館に行って参りました

京都の友人に誘われて京都の観世会館に能を観に行って参りました
能は、東京ではよく拝見しますが京都では初です
場所もよくわからず、とにかく言われた通りのバスに乗り言われた通りのバス停で降りました

年末近くなると京都では、タクシーが少なくてなかなか拾えないんですね~
ですから、急いでいる時はバスの方が早かったりするようです
特に雪が残っている状況だと車体が汚れるから出さないというタクシーもいるという噂も
地元の友人から伺いました(ほんとうかな(笑)
今回、とても愉しみにして行った理由があるんです
演目が「龍田」だったからなのです
「龍田」は数年前横浜能楽堂での発表会で初めて舞囃子を舞わせていただいた時
自分の謡を間違えてしまい、お囃子の先生や地謡の先生方に大変なご迷惑をお掛けしてしまった演目なのです
観世会館

もちろん、舞囃子を覚えていることもそうですがあの大失敗以来この演目を避けてしまっていたのです
日にち薬とは良く言ったもので、ようやく観ようという気持ちになり、さらに懐かしい気持ちまで出てきたのです(笑)
観世会館入口は、松濤の会館と比べて間口が狭くひっそりとしています
当日は、片山定期能の公演でした

能舞台は、大体どこも同じですが大きく違うのが、本舞台正面の板です(鏡板といいます)
ここには、松が描かれますが上から3つに枝分かれした松が7.5.3となっているのが
特徴です。この会館の鏡板の絵は堂本印象さんが描かれたものだそうです
素晴らしいですね!
舞台もとても感動して、やはりプロは違うなーと うなずいた私でした(あたりまえです・・・)
この後の移動にやはりタクシーがなかなか拾えず 無線タクシーの予約をしました
そうすると、なんと京都のタクシーは所定の場所のお迎えに来ると
そこから電話をくれるんですね!
東京は、そんなサービスはされた事がないのでびっくりしました!(ですよねー??)
タクシーは、思ったより早く着くとそこから送迎として料金が発生している事があるので
貧乏性な私が何度も何度も外に見に行っているのに反して落ち着いてでんと構えていた友人の行動を
後から納得した私なのでした(笑)

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