京都 五山の送り火 

京都の夏は、なんとなく見上げる事が多いような気がします
初めて京都の五山の送り火を拝見しました

私が見たのは、大北山のかがり火「左大文字」です
携帯で撮ったので、写りが微妙ですが。。実物は、とてもきれいでした
思ったより、粛粛とそれは始まり、そして終わりました

京都では、8月7日~10日にかけて先祖の精霊をお迎えします
五つの山にかがり火を焚くのはお盆に帰ってきた先祖の精霊を浄土に送るための行事なのだそうです

五つのかがり火は夜の8時から5分毎に点火されます
東から西へ「大文字」→「妙法」→「船」→「左大文字」→「鳥居」という具合です
この日は朝から雨が降っており
護摩木を濡らさないように点火までシートを被せて待機していた様でした
伝統を守り続ける地元の方々のそんなご苦労もこの美しいかがり火の中にあるのですね(感動)
京都では、ご先祖様の精霊のことを「お精霊さん」とおしょらいさんと呼ぶ人がいるそうです
帰ってきたおしょうらいさんをこの五山のかがり火で見送り、京都のお盆が終わりを告げます

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思い出の一枚 ②

実家に帰省したときに見つけた写真です
お茶会での写真ですね
子供の頃の私。その横の着物を着ているのが若かり~し頃の母です(笑)
周りにいる方は、母の教え子さん達です
お稽古にお見えになっているときはもちろんですが
プライベートで旅行に行ったりとても仲良くしてくれた方々です
みんな、愛称で呼んでいて「ツンちゃん、えっちゃん、のりちゃん、かよちゃん」でした
みなさん、お元気でしょうか・・・会いたいです~~
幼少の頃からだと、数えきれないほどお茶会に連れて行かれました
実家の方では、同日に何箇所かでお茶会があり、はしごをする事も珍しくありませんでした
子供ながらに、大寄せのお茶会では毎回どうしてあんなにお正客が決まらないのか
どうしてあんなに譲り合うのか・・・
いつもの事ながら、 すごく不思議でしたが冷静に見ていました
あんなに嫌がっているのに、最終的にお正客になって座ると何事もなかった様にペラペラと話始めるのがとても、滑稽に感じていました。なーーんだ、だったら最初から座ればいじゃないかと(笑)
その当時は、大変失礼いたしました

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讃岐うどん

お盆に実家に帰省して参りました
実家は香川県、今をときめく讃岐うどんのメッカです
帰省すると、うどんを食べに行きたいのに母は食事を作ってしまいます
作らなくていよ!と言ってもどうしても作ってしまいます
私は、毎食うどんでも構わないのですが、地元の人からすると珍しくない物なので価値をみいだせないのでしょうね
そんな、母の攻撃を振り払って行ったうどん屋さんです(笑)
愉楽家さんです。ここは、高松中央インターから南方向へしばらく走った所にあります
もちっとした感触の麺でとてもおいしいです
私は、なぜかいつも暖かいかけうどんを食べたがる傾向にありまして、しかも
いつもちくわの天ぷらをトッピングです。食べる直前に湿らせて食べたいので、全部をおつゆに
漬けないのがみそです!(私流)
讃岐地方(香川県)では、うどん屋さんにはおでんとおにぎりやおいなりさん、ちらしずしも置いてあり、なんでも食べたいものをお皿に乗せてレジに向かいます
かけうどんは200円、おでんのすじ肉が100円、ちくわの天ぷらが80円
これで合計380円です
安いですよね~!
先日、全国でお金持ち県グランプリの第一位が香川県人だったのですが
このエンゲル係数の低さが物語っていますよね
この後、沢山うどんやさんを巡りましたが、帰省して一番に行ったお店だったからかここが一番印象に残りました
江戸時代は、さぬきうどんは地元の人しか食さなかったのです
地元の人は、七味ではなくコショウをかけて食べていたそうです
ですから、地元のうどんやさんでは、たまにコショウを置いてあるところもあるそうです 
全国的に讃岐うどんが有名になりまして最初はうれしかったのですが、地元で普通に食べれたお店が今は
長蛇の列になっており、なかなか簡単には食べられなくなったのも現実です
連休などは、県外から食べにくる方も多く、すごい事になっています
今度、帰省した時には、讃岐のお雑煮(あんこもち入り)の ようなうどんを出しているお店が観音寺にあるそうなので行ってみたいと思っています!それより。。。。とても心配な事があるんです
それは、うどんが流行っているためか、香川県を「うどん県」と改名しそうな勢いなのです
もし、本当に「うどん県」に なってしまったら、出身を聞かれて答える時に躊躇します
要潤さん、本当にお願いしますね

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許状のお渡し (裏千家編)

申請をした許状が家元から届きました
許状とは、一般的に言う免状の様なものですが
裏千家では少し違っていて
このお点前が出来たからとか、ここまで終わりましたなど修了書、卒業証書、免許などではないんです
これから、この課目を学んでいいですよ!という許可状です
まず、入門(にゅうもん)・小習(こならい)・茶箱点(ちゃばこだて)の3つを一度に取れます
入門
一番最初に習う事柄です
例えば茶席の入り方やお辞儀の仕方、心得などを学びながら
お点前の所作の短編を一つずつ身に付ける割稽古をし、基本のお点前(平点前)をします
小習
基本の平点前に続き、様々な茶道の基本を学ぶ為、十六種類のお点前をします
(貴人点・貴人清次・茶碗荘・茶入荘・茶筅荘・茶杓荘・長緒・重茶盌・包帛紗・壺荘・炭所望・入子点・盆香合・軸荘・大津袋・花所望)これを、小習事十六ケ条と言います
茶箱点
茶道具が一式入る箱(茶箱)を使ってすうrお点前を学びます
屋外で出来るお点前で、四季に合わせてできるお点前も入ってます
(和敬点・卯の花・雪点前・月点前・花点前・色紙点)の六種類です
この三つの許状を取得すると、初級の資格がもらえます

※裏千家HPより、拝借しました↑
大きく分けると
初級から始まり、中級・上級(助講師) ・講師・選任講師・助教授となります
許状を取る事で自分の励みになり、目標を決めて進む姿が見られます
一人一人にお渡ししながら、私自身にも気合が入ります

私は、今、茶道を学んでいる方が一人でも多くの人に茶道の良さを伝えて頂ける事が
何より、うれしく思っています
そして、一人でも多くの方の人生が茶道によって豊かになる事を願っています
大事そうに許状を持ち帰る皆さんを見送りながら、余計に強く感じました

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