梶の葉を見つけました!

梶の木の葉っぱを梶の葉といいます(説明要らないですね。。)
その梶の葉ですがなかなか手に入らないので、どこかにないか?とよくキョロキョロ探しています
元々、梶の葉っぱ魅力にを感じていたのですが茶道教室を開いた場所の名前も偶然「梶野町」(かじのちょう)でした
町の名前は梶野さんという方の名前が由来しているそうです
前置きが長くなりましたが
今回、そんな梶の木を京都で見つけましたので少し頂いてきました
これを使って極暑の時期のお点前が出来るので
数日後に予定している浴衣茶会のために持って帰る事にしました
そして、今後の為に挿し木もしました。つくといいなぁ~

京都の冷泉家では、七夕に「 二星(たなはた)」と「乞巧奠(きこうでん)」
というお祭りをしています
下記の写真の様に
「瓜・茄子・桃・梨・空の杯・大角豆・蘭花豆・蒸しアワビ・鯛」がそれぞれの皿に盛られ牽牛と織女への供え物になります

五色の布や糸、花瓶には秋の七草が活けられ、角盥(つのだらい)には、水を張り、星を映して眺めるようになっています
その水に梶の葉が浮かべられています優雅ですね!

(写真:風物博物館より拝借させていただきました)
梶の木は、日本神話の中でも天照大神が岩戸に身を隠す場面で出てくる神聖な木です
昔は、神社によく植えられていたようです
尚、類似品があります(笑)それは、山桑という種類ですので間違わない様に気を付けてくださいね~

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祇園まつりに行って参りました

今年、初めて京都の祇園まつりに行ってみました
今回は京都に生まれ育ったのにまともに祇園まつりに来たことがないというお友達と行きました(笑)
祇園まつりは平安時代に疫病・災厄の除去を祈った祇園御霊会を始まりとする、八坂神社の祭礼です
7月16日は祇園まつりの宵山(よいやま)最終日でした
この鉾は、毎年一番先頭を巡行する長刀鉾(なぎなたほこ)ですてっぺんに長刀がついているのが特徴です
宵山とは、山鉾巡行の前日に山や鉾を見物するお祭りの事です
祇園まつりは京で疫病が流行した際、神泉苑に66本の鉾を立て、災厄が取り除かれるよう祈ったことが祇園祭の始まりとされ1140年ほど続いている日本三大祭りの一つです
今年は150年振りに大船鉾が復活する記念すべき年なんですね
大船鉾は、江戸時代(1864年)に長州藩と会津藩との戦いである蛤門(はまぐりもん)の変でその辺りが火の海になったため焼失してしまいました。
それから一度も祇園まつりには 参加していなかったのです
四条町大船鉾保存会が約6000万円をかけて再建したそうです
今年は、もう一つ復活したことがあります。「後祭」(あとまつり)です
前祭(さきまつり)の一週間後に後祭が開催されるのです
先ほど紹介した大船鉾はその後祭の一番後ろから巡行する鉾でした
沢山ある山の中で、昆虫好きな私にはとても興味深いのがこの蟷螂山(かまきりやま)です
このかまきりがおみくじを引くとくるくるっと回っておみくじを運んできてくれるんです!
子供達に大人気でした
この日は、長い歴史を感じながら鉾を見上げて京都の夏を感じました

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ひまわり

教室から歩いて行ける場所に、畑一面にひまわりを咲かせている場所があります
初夏を感じるこの空間に、足を止めて写真を 撮ってみました
ひまわりは、原産国が北アメリカでなんとキク科だそうです
花弁は、一つではなくいくつもの花が集まって一つの花弁になっているようです
どうみても、一つにみえますけどね~
日本で付けたひまわりという名前は、太陽に向かって花弁が動くからですが、成長を遂げたら
最後は東を向いて止まる様ですね
もし、道に迷った時にはひまわりを頼りにできますね
ギリシャ神話では、太陽神アポロンに恋いこがれて、彼を見つめ続けた少女の化身であるという伝説があるそうです
尚、ひまわりが一時原発事故の後、放射性セシウムを除去できると噂がありましたが実証されていないようですね
ひまわりの花言葉は、「私はあなただけを見つめる」です

 

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法隆寺を見に行って参りました

奈良県出身の宮大工、西岡常一さん(1908~1995)は
法輪寺三重塔、薬師寺金堂・西塔の再建を棟梁として手掛け 「最後の宮大工」と言われる方です
その西岡さんの書物に触れ、日本の古い木造建築の素晴らしさに引き込まれてしまった私は行ってみました
はい、奈良の法隆寺です!

これが法隆寺の五重塔です!
こんな高層ビルを千三百年前にどうやって建てたのか
しかも、なぜ現在まで残っているのかという事をすぐに感じますよね~

西岡さんは、法隆寺を見に来るにあたって こうおっしゃっています!

「世界一古い木造建築だからって見に来るんじゃあきまへんで!
われわれの祖先である飛鳥時代の人達が建築物にどう取り組んだか、
人間の魂と自然を見事に合成させたものだと知って見にきてもらいたいんや」
魂。。この言葉にジーーンときました。まさに私の魂に刺さったのです(本当かなー(笑)

日本では五重塔はよく見ますが元々これが何なのかご存じでしたか
なんと、塔婆(とうば) なのだそうです
今でも、お墓に木製で梵字や教文の書かれた長い板を立てますよね、それなんです!
塔の真ん中に立っている芯柱の下にお釈迦様の骨があったそうです
(今も、ここにあるのだろうか・・気になる気になる)
その塔婆を長持ちさせるために三重、五重の屋根を付けたのです
これが、時代が新しくなると塔婆の役割ではなく堂や仏像が中心になっていきました

そして、圧巻なのがこの屋根!見てください
塔の四箇所の角を隅木と呼ぶそうですが、これが最上階までまっすぐに伸びていますよね!これ、本当にすごい事なんですよ!!(やや、興奮気味)1300年の年月を経て、ここに建っている事でさえ奇跡でありますのに、元の状態で今まで残っているというのは、やはりただ建てただけではないからなんです
木のそれぞれのクセや性質を見て適材適所にそれらの木をあてがっているからなのです
法隆寺 柱五重塔と金堂を囲む様に回廊がありますが、その柱の足元です!↑
これは、昔の建造物でよく見かけますが、これも先人の知恵で地震や雨風に耐えられるようになっています
平らではない石の表面に木の方を削って凹凸を合わせる方法(ひかりつけ)で手間暇かけて面を合わせて立てています

これが、日本の風土にぴったりなんですね~
現代建築の柱は大体、表面が平面のコンクリートの上に柱を立てます
すると、地震が来ると全ての柱が同時に同じ様に動いてしまう事によって、建物が崩壊する事があるようです

ここではすべて書きれないですが
本当にすばらしい技術がそこかしこに隠れています!
今回、法隆寺を訪れて実際に建物を見て、とても胸が熱くなりました
昔の日本人の息のかかった建造物が風雪に耐え、この現代にまで残 された事もそうですが
その為の技術や知恵を伝承し、実行したプロの意識を痛切に感じました
そして、この訪問は心を新たに自分のすべきことが何かをもう一度、深く考える機会を与えてくれました

日本の文化を絶やしてはいけない、こんな素晴らしい日本の文化をまず誇りに思い、伝えていこう!
そして、先人に恥じない日本人でありたいと

※西岡常一 著 :木に学べ(小学館文庫) ・木のいのち木のこころ (草思社) 引用

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カップヌードルミュージアム見学

私が工場見学に行ってみたい!と
言った事が発端でたくさんの工場見学リストが出来ました
その結果、 ここカップヌードルミュージアムに決定しました
大勢のリクエストがあった割には、日程の加減で参加者が伸びず私を含めて4人で行きました
横浜駅からとてもおしゃれな建物を通り、しばらく歩くと海の見えるステキな場所にそれはありました インスタントラーメンは、1958年に日清食品の創業者である安藤百福(あんどう ももふく)さんが発明した
「チキンラーメン」から始まり、今に至ってます。
2階に上がって中に入るとそこには壁全体に日清の歴史の品々が時代ごとに見れます
「インスタントラーメン ヒストリーキューブ」です

そのあとのブースは安藤百福さんがインスタントラーメンを発明した経緯も展示物で楽しめます
そして、私が一番行きたかったブース!「マイカップヌードルラーメンファクトリー」です

ここは、世界に一つしかない自分だけのカップヌードルを作ります
まず300円で自販機で買ったカップにお絵かきをします!
出来上がり!みんなのカップを見せっこしました
そして、今度は乾麺をカップに入れてもらいそのあと粉末スープとトッピングの具を選んで入れてもらいます
粉末スープは、全部で4種類。中に入れる具は12種類もあり、その中から3種類を選びますので、けっこう悩みますよ(笑)
そして、蓋をしてもらい、最後にはカップラーメンをパウチっこしてから
ストローでそれをふくらませてお持ち帰りマイカップヌードルの出来上がり
赤いひもが付いており、首から下げて持って帰りました
ここでは、安藤百福さんがカップラーメンをどうやって発明し、商品化したのか楽しみながら理解できます!
安藤さんの発明の中で、カップヌードルの乾麺をカップに入れるのをカップに入れるのではなく
カップを上からかぶせるという「逆転の発想」がとても印象的でした
いつも、同じ方向からものを見るのではなく違う角度から観察するとなにか発見があるかもしませんね
一日、楽しみながらお勉強できました
※ちなみに、マイカップヌードルですが、市販では無いトッピングとスープの組み合わせで新鮮な感じでした!
とてもおいしかったです~(ま、自分で選んだのでまずくても文句言えないですけれど・・(笑)

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