扁額が出来上がりました!

空海庵の扁額です
これを、お茶室の室内に飾ると、気が引き締まる様な気がいたします
この扁額も能面師の長澤先生に彫刻していただきました
お忙しい中、ありがとうございました!
この木材は、実は京都の木材やさんで買って新幹線に乗り、私が手で持ち帰ったものです
新幹線のお隣の席の方、棚への上げ下ろしで大変お世話になりました
又、中央線で前に立っておられた方、倒れ掛かって何度も起こしてくださり
ご迷惑をお掛けいたしました(本当に迷惑千万)
この場をお借りして、お礼とお詫びを申し上げますm(__)m

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お稽古風景 

お稽古は、初心者の方に一対一でお教えしています
細かい所作も、妥協せず指導をしています
最初から、細かい事を言いますと覚えるのが難しいとは
思いますが、最初にきちんと 覚えておけば後が楽ですし
よくない癖も付き難いと考えるからです

又、初心者の方の多くは 「家で復習してきます!」と
素晴らしい心構えでおっしゃるのですが
私は、「しないでいいですよ、むしろしないでください」と
お答えしています。みなさん、きょとんとされますが
自分一人で復習をしますと
自己流でやってしまい、違う所作になってしまう事がよくあるからなんです
お稽古は、模倣が大切ですので
慣れてくれば、皆さんとご一緒にお稽古をしていきます
一人でのお稽古の場合には、お点前をしながらお客様役もいたします
一人二役で忙しいですが、自分の点てたお茶も試飲できます
上手に点てられればうれしいですね

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裏千家の棚 五行棚 (ごぎょうだな) 

五行棚は
風炉から炉に移行する少し前(10月)だけに使う特別な棚です
通常、棚は水指を入れるものですが、なんと中央にお釜が鎮座しています
11代玄々斎のお好みの棚です

天と地の板が焼杉で、4本の竹柱でできています
竹柱の節の数も決まっていまして、客付が2節(陰)真向こうが1節(陽)勝手付が3節(陰)になります
昔は、客付が3本で勝手付と客付が逆だったようですが。。

陰陽と五行説が相まって作られた棚で(土風呂がお約束)
天と地の間に「木・火・ 土・金・水」が収まる事で宇宙を表す ようです
木=棚・炭、火=炭、土=土風炉、金=釜、水=釜の水
 木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ
やがて水が木を生じる。。。この繰り返しです
宇宙の森羅万象がここにあるようです
そう考えると、お茶室は小宇宙?
「宇宙から発する壮大なスケールのおもてなしがここにアルノデスネ」
↑ できれば、宇宙人の声でお読みください(笑)

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リストランテG 

恵比寿にあるリストランテGに行って参りました
ピアニストの横山幸雄さんのコンサートとお食事ができるステキなお店です
 旬の選ばれた食材が品のいいイタリアンとして登場してきます

 

横山さんの今回の演奏はすべてリスト作曲の
「森のささやき」「小人の踊り」「愛の夢」「メフィストワルツ」」「ソナタ」でした
特に最後の曲は30分の大曲でした
ピアノの演奏もお点前も「序・破・急」が大事だなーと思いながら聞いていました
横山さんの演奏は、基本的には優しいのですがとてもメリハリがあり、人を魅了します!
クライマックスの盛り上がりに心が弾み、心にしみます
これまでの数々の悪行をお許しくださいと神にすがるかのように涙があふれてきます
(ちょっと!何をしてきたんですか!?自問自答)
お点前にクライマックスがあるとするなら それは、お茶を点てて出すところでしょうか

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能面 中将

今、中将という能面を彫っています
平安前期の歌人の在原業平(ありわらのなりひら)がモデルと言われています
在原業平は別称が在五中将・在中将だった為、この名前になったようです

「伊勢物語」主人公で色好みで中性な美青年です
現在、存在していても モテそうですよね!

能面を彫っていると、その役に想いをよせながら彫るので 怖い能面の時には
厳しい顔で、こういった面はおそらくにやにやしながら臨んでいると思います
能面って裏がかわいいですよね!

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