早いもので京都教室も開校して半年になろうとしています
そんな中、お稽古の当日それまでなかった炉が切られるという
曲芸のような工事が行われ、こうやって
めでたく炉開きができました
少し焼き目を付けた丸餅の入ったぜんざいを作りました
バタバタとしていた茶席が嘘の様に鎮まれば、パチパチと炭のおきる音が聞こえて来ました
炉開きは、茶人のお正月と言われます
なぜ、炉開きにはぜんざいを戴くのか?なんですが
それは、江戸時代に遡ります
その時代、10月1日か10月の最初の亥の日に「玄猪の祝」という禁裏の行事があったそうです
ただ、旧暦ですので現在の太陽暦では11月の半ばにあたります
その時に子孫繁栄と五穀豊穣を願って栗や雑穀のお餅を食べた事に始まるようですね
亥=いのししは、陰陽五行では水で、火除けの神の使いと言われています
江戸時代は、木造住宅が多かったので火事をとても怖がっていましたから
願掛けのためにその日に炉を開けたり、火鉢を出したりしたそうです
火事は今でも怖いですよね!
けど、怖いものの順位の最後にランクインされていた「おやじ」が最近怖くないどころか
優しいものランクインにエントリーされそうですね
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