母に聞くところによると、小さい時からその傾向はあったらしいのですが
やたら小さいものが好きな私。
でも、ただ小さいものというわけではないんです
まず、レギュラーサイズがあるもののミニチュアに魅力を感じるようなのです
縦、横、高さ、厚みなどの比率がそのままであればあるほど価値が上がります(あくまでも個人の感想です)
こんなに魅力的なものが世の中にあるのか?と思うほどなのですが。。。
意外と、この感覚をお持ちの方になかなか巡り会わないんですね
私がそのお宝(以下、ミニチュアをお宝と称します(笑))を見せて思いの丈を表現しても
拍子抜けするような冷えた相づち、又はふんふん、ヘーとは言っても聞いてない!
そんな空しさを度々経験した私は、いつの日からか心を貝の様に閉ざしてしまっておりました
ところが、そんな私にも転機が訪れたのです
そこは、京都。まさかの出会いなのです
ある日、京都在住他流(武者小路さん)のお茶の先生から、とあるお茶屋さんの番茶が美味しいと教えてもらい
そこにそれをを買いに行ったのです
普通にお金を払ってお店を出ようとした時、お店のショーウインドウのミニチュアの茶臼が目に飛び込んできました
私は、息が止まるほどの感動を覚えたのです
「こ、これ!どこで売ってるんですか?これ、どうしたんですか?」とお店のおばさんに質問攻めですね
すると。とても冷静に「おたくそんなんすきですのん?」と。
もちろん、私は「はい!」と答える。
そして周りをよくよく見てみるとなんとその店は一面に広がるミニチュアワールド!
「うわー」と声を出したか出さなかったか、ご想像にお任せいたしますが、かなりの興奮状態にあった事は確かです
すると、さらにその冷静なおばさんの口から「主人はこんなんばっかり集めてますねん、もうすぐ配達から帰って来ますんで待ってはりますか?」と。。動機は高まり、揺れる心。んー、どうしようでも今日は時間がない!
「又、来ます」と言って店を出る。後ろ髪をひかれる思いでした
その1ヶ月後やっとお会いできたのです!
その方は御年84歳!ミニチュア友達です
お宝の話はいつまでも続き、気がつくと3時間は余裕で経過する程。
なんて楽しいんだろう!そしてそのお宝に囲まれる空間のいごこちの良さったらこの上もなく。
そして、そんなお友達から戴いたこのお茶筅!可愛いでしょう?
京都に行くとそのお店に寄るのが何よりの楽しみになりました
そのお店に行くと様々な方が座ってお茶を飲んでいかれます。いろんな方ともお話ができて京都の裏事情なども
わかって来たり(笑)わかり合える人との出会いに感謝。
長々とご清聴ありがとうございました
とある出会いで 今迄、固く閉ざしていた貝の口が開いたそんな物語でした