母の介添えとして 京都家元

この度、母が家元より名誉師範というものをいただく事になりました
私はその介添えとして、授与式に出る事になりました
この日は、宗旦忌でした
とても感動した事がありました
授与式では、坐忘斎お家元が一人一人名前を呼ばれて授与される本人が前に行くのですが
名前が似ている方が二人いらっしゃっており 呼ばれた瞬間
同時に二人が返事をして起立し、前に出るというハプニングがあったのです
自分ではなかったと察した一人の方が、照れながら戻ったのですが
それをご存じである坐忘斎お家元は
その後、その方の順番の際に「たしかに、よく似たお名前でしたね」とやさしくフォローをされたのです
あの緊迫した雰囲気の中でのこのようなお家元の言葉は、とてもあたたかな空気をかもしだしました
私は、この時このお家元の元(かなり末端ですが)で従事してよかった!と心から思えました
授与式が終わって外に出ると鵬雲斎大宗匠からも暖かいお言葉をかけていただきました
その後、三席入りましたがいずれもとても素晴らしいお道具にとても楽しいお席ばかりで一日があっという間に終わりました
2014-11-19 2014-11-19 001 001            大宗匠と母と

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