裏千家の棚 五行棚 (ごぎょうだな) 

五行棚は
風炉から炉に移行する少し前(10月)だけに使う特別な棚です
通常、棚は水指を入れるものですが、なんと中央にお釜が鎮座しています
11代玄々斎のお好みの棚です

天と地の板が焼杉で、4本の竹柱でできています
竹柱の節の数も決まっていまして、客付が2節(陰)真向こうが1節(陽)勝手付が3節(陰)になります
昔は、客付が3本で勝手付と客付が逆だったようですが。。

陰陽と五行説が相まって作られた棚で(土風呂がお約束)
天と地の間に「木・火・ 土・金・水」が収まる事で宇宙を表す ようです
木=棚・炭、火=炭、土=土風炉、金=釜、水=釜の水
 木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ
やがて水が木を生じる。。。この繰り返しです
宇宙の森羅万象がここにあるようです
そう考えると、お茶室は小宇宙?
「宇宙から発する壮大なスケールのおもてなしがここにアルノデスネ」
↑ できれば、宇宙人の声でお読みください(笑)

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