リバーシブル茶会

10月25日 小金井市にある恵日山 長昌寺にて
表千家の眞壁先生とコラボ茶会『リバーシブル茶会」をいたしました
当日は「天高く馬肥ゆる秋」という言葉にふさわしく秋晴れで清々しい好日でした
IMG_7778床は「明歴々露堂々」清水公照筆
花は秋の草をふんだんに9種類使いました
花器は信楽焼 杉本貞光造
IMG_7779風炉は中置き用として作られた板風炉(焼杉)玄々斎好
水差しは落雁水指で虫明焼 黒井一楽造
IMG_7698社中の皆様、前日準備から当日一日お疲れ様でした
たくさんのお客様の笑顔を見られてとても幸せな一日でした
眞壁先生のお席もとても感慨深い素晴らしいお席でした
長昌寺さんのご住職様のご好意で今回のお茶会が無事にできましたことを
そしてこのご縁に感謝しながらこれからもこの大切な社中と精進を重ねていける事を
祈っております
遠くからもお越しいただいたすべてのお客様に心から感謝申し上げます!

いらっしゃった方で、ご感想などがありましたら
こちらのお問い合わせにご連絡ください

裏千家茶道教室 小金井市 空海庵まで

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弥勒茶会をいたします 10月25日(日)長昌寺にて 10時~15時

どなたでも気軽にいらっしゃれるお茶席です!
お着物でなくて大丈夫ですし、お茶の作法をご存じない方でも楽しめるようになっております

場所 東小金井駅北口より徒歩7分 長昌寺にて
2席 3000円です
お問い合わせは、直接お電話で080-4793-0763 もしくはメールkumiann@gmail.comまで

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能面根付け

 

これ、かわいいでしょう
え?怖い?
かもしれませんが。。
能面の根付けなんですが、ガチャガチャでゲットしたんですよ
海洋堂さんというフィギュア専門の商品です
左から白色尉(はくしきじょう)大癋見(おおべしみ)山姥(やまんば)小面(こおもて)です

IMG_7454能面は、大きく分類して
女・男・老人・鬼神・怨霊に分かれます
能の舞台で使用される能面ですが、よく「能面のような表情。。などど言われるように
表情を表せないので役者は能面の角度などで能面に表情を持たせる様に演じます

能面よりも身近な面に口を尖らせた「ひょっとこ」は
島根県の安来節のどじょうすくいなどで使われますね
もともとは「火男」が語源でかまどの火を竹筒で吹く表情だそうです
その相方として登場するのがお多福さんですね
これと、能面の小面とを混同される方がいますが、まったく違いますので気をつけてくださいね(笑)

そして私は、これを時々出してはニヤニヤと眺めております

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臆病口 

私事ですが、手を負傷いたしました
削れない彫刻刀で能面を彫っておりましたら切れずにひかかった刀の先が面を持っていた左手に命中いたしました
結構、深く刺したので血が吹き出しました(後からわかったのですが、ちょうど満ち潮の時間だったとか)
1 001昔は、このぐらいの事 どうって事なかったのですが最近妙にダメなんです
すぐに病院に歩いて行ったのですが、立てない程の貧血をし情けない限りです(笑)
なんて臆病になってしまったのでしょうか。。とりあえず処置をして頂きました
そういえば、能舞台を正面に見て右側に切り戸の出入り口があるのをご存じですか

そこを「臆病口」と言うんですよ!高さも幅も約1メートル程しかないので腰をかがめて出入りするのですが通常、役を演じた後の演者は、向かって左側から退場しますが、切られ役の演者がこの臆病口から出ていくのでこの名前がついたそうです(笑)
ついでに、更に向かって右側の正面に大きな「貴人口」という戸があるのです!
ここは、位の高い方が役になった時にのみ開かれる戸なのです。かがまずに出入りできるからなのでしょう
お茶室にもこれとよく似た「にじり口」と「貴人口」がありますね
「にじり口」と「臆病口」は、見た目は似ていますが、若干意味合いが違っています
面白いですね~
さて、私は切られたので、臆病口から退席いたします
お後がよろしいようで。。。べべんべん

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上七軒ビアガーデンに行ってまいりました    (上七軒歌舞練場)

京都の上京区の上七軒歌舞練場内のビアガーデンに行って参りました
ここは、簡単に言うと舞子さんや芸子さんの芸事の練習場です
場所は北野天満宮の東側に位置する花街です
ここでは、次々に舞子さんや芸子さんが回って来てお相手をしてくださるんですよ~
みなさん、お若いのにとてもしっかりされていてお話上手な印象をもちました
歴史は古く、北野天満宮が室町時代に焼失してしまい、将軍 足利義植が社殿の修築をさせた際に残材が出たため
東の門前に七軒の茶店を建て、参拝客の休憩所とした事が始まりだそうです
約150年後の秋に秀吉が権力を表すために企画した かの有名な「北野大茶会」では
秀吉が「茶の湯熱心のものは若党町人百姓以下のよらず来座を許す」
訳すと
「茶の湯が好き人は町人でも農民でもだれでも来て参加しなさい」と言われたそうで
参加者が1000人を超える大反響だったらしいのですが
その折にこのお茶屋を秀吉の休憩所とし、みたらし団子を献上すると
秀吉はたいそう喜ばれ、この地での販売特許を頂いたそうです
この辺りのお茶屋さんやお料理屋さんが五つ団子の紋章を使っているのもそこからなのだそうです
全てのちょうちんにお団子の紋章があるの見えますか
1 003そしてそのちょうちんに照らされて見えているのがお茶室なのです
裏千家淡々斎が「絃好庵」と名付けられ書かれたものだそうです
そう、舞妓さんや芸子さんが習っている茶道は裏千家だそうです!
夏はビアガーデンですが春にはここで「北野をどり」がおこなわれます
そんな華やかな場所ですが、普段はここで血のにじむようなさまざまな稽古がくりひろげられているのでしょうね
ここにも古くからの日本文化をしっかりと支えている若い情熱を感じました

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