国立能楽堂 明の会 

5月5日に能の師匠の会がありました
場所は国立能楽堂
お天気にも恵まれました
千駄ヶ谷の駅から徒歩10分程の場所です
つつじが満開でした
今回は、師匠の晴れ舞台とあって、弟子の私達は早めに到着して受付あたりの準備係りです
先生は、本番前にも関わらずいろいろと気遣いをされて私達にも声をかけてくださいます
本番前の能舞台です
凛としていて緊張感が走ります
舞台には沢山の仕掛けがありますがその一つに
遠近感を出すように左に立っている松
3本あるのですが正面から離れる程、小さく作っています
能楽堂の中には食堂がありますが、関係者だけの食堂が別にあり、ここで準備の前に腹ごしらえ(全然働いていないのに・・・)
中に入るとさすがに早い時間なのでどなたもいらっしゃらず、一人でカツ定食をたのみました
なんとなく、縁起を担ごうかと(先生の舞台の成功を祈って)・・でも、喝?勝?いや、素直に食べたかったと言いなさい?
懐かしい感じのこの定食
さて、これを食べていたら、一人男性が入って来られ横の席に・・・
「ご飯、少な目で」という低い声に聞き覚えがあり、ふと見上げると。。今日先生の会に出演くださる野村萬斎さんでした
萬斎さんとは、同い年で同じ日本文化の伝承をしている事でなんとなくシンパシーを感じていましたし
まさか、ご一緒に食事ができるなんて思っておらず嬉しく思いました

当日の演目は

独吟 復曲 真田 加藤眞悟
仕舞 二人静 梅若紀長・梅若久紀
仕舞 山姥 梅若万佐晴
狂言 成上り 野村萬斎
仕舞 西行桜 梅若万三郎
能 遊行柳 加藤眞悟

一番前のかぶりつきの見所で拝見させていただきました
本当に素晴らしい舞台でした

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やぶれ傘

お茶室のお庭に山野草を育てています(少しですが。。)
その中に、面白い野草があります「やぶれ傘」です
キク科の多年草で、新芽は食べられるそうです(うーーん、あまり食欲はそそらないかも)
   4月2日の時点ではけもくじゃらです ↑
  4月6日になると、その名の通りやぶれた傘の姿でしょう? ↑
3年前にご近所のおちゃの先生から頂いてここに植えたら毎年この時期に一本だけにょきっと顔を出してくれるんです
最近は傘が破れたら直す事なく捨ててしまいますよね
なんでも修理して再利用するという事が忘れられてきているなーと この植物を見ながら思った私でした(笑)

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愛車で桜見物 

最近、所用で時々調布の方へ行きます
ほとんど、車で行くのですがこの日はとっても暖かくて気持ちがよかったので
カバーにくるまっていたバイクを脱がして乗って来ました
味の素スタジアム前にて ↑
あまりの桜のきれいさにクルマもずらっと並んで見物していました
走っていると桜吹雪が降ってきて圧巻でした
桜が咲くころは大体 雨がふったり、嵐になったり急に寒くなったりと安定しない気候ですが
昔の人は、それを「三寒四温」「花冷え」「花曇り」「寒の戻り」などと沢山の言葉にして今に伝わっていますね
まさにその通り!昔からそうだったんだと思うと許せるのもこの言葉を作った先人の知恵なのでしょうか?

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恒例の観桜茶会 阿佐ヶ谷神明宮

今年で三回目となる阿佐ヶ谷神明宮での観桜茶会
初めて、本当に初めて桜の開花と天候に恵まれてつつがなく開催出来ました
毎年、この茶会を開くにあたって一番に気を遣うのが桜の開花なのです
神社に入ってすぐの桜 ↑
今年はいつもより開花が早いと見込んで3月末の土日に開催しましたぴったりカンカンでした!
少し奥の左側の桜の下での野点です ↑
この日は、横で結婚式の前撮りをされていました

順番にお点前をしてもらいましたこの日は、大安でしたので結婚式が行われていました
お点前も中断ですね(笑)
神前での挙式もいいものですよね~
今年はお客様も大勢来てくださいました
中でも、ひときわ私達、いや、私が癒されたお客様がこのフレンチブルの 「よもぎちゃん」
神社がお散歩コースらしく二日ともお目にかかれました
又、来年も来てねー

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母の祝賀茶会

先日、母が家元から名誉師範を親授された事のお祝いのお礼として香川県高松市で身内だけのお茶会を
させていただきました
場所はここ、中條文化振興財団さんのお茶室です

2015-03-21 2015-03-21 002 008準備に母のお社中さん達が大勢来てくださりました
広ーい水屋です ↑(準備中)
2015-03-21 2015-03-21 002 004こちらは、お濃茶席です ↑(準備中)
お干菓子は地元の三友堂さんのすみれと松
薄茶席の設えです ↑(本番前)
お庭も緑が綺麗です
親授式の時の写真です ↑
薄茶席でお点前をしたのですが、母の昔からの友人もお見えになり
懐かしい顔が揃っていました
今回、地元でのお茶会で改めて思った事は、母が地元でお茶を続けられるのも周りの方々の支えがあっての事。
遠くに住んでいる私にできない事を代わってしてくださっているという事でとてもありがたく感じました
数年前には、携帯のメールをうちながら歩いて用水路に落ちたり、車のブレーキとアクセルを
踏み間違えて電信柱に激突した母。。。
後から聞くとひやっとしますが、大事に至っておりません
その時にも色々な方に助けられているんですよね
そして今、ぴんぴんしている母を当たり前だと思ってはいけないと思いました
その感謝の気持ちをお点前で伝えられればいいなと思いましたので終わった時には
ほっとしてうれしさもひとしおでした
なにより、母のうれしそうな顔がそう思わせてくれました

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