春の芽吹き

お茶室のプチ庭に昨年根っこごとただいた野草が夏の終わり頃
管理者によっての草むしりで 全部一気に抜かれてしまい落胆しておりました
野草はひっそりと佇んでいるため、造園業の方も間違えて抜いてしまうと聞いた事があります
仕方ないと思っていたら、この前 ふと目をやると葉っぱがでていました
↑ m(__)mすみません、地面にピントが合ってしまってますが破れ傘という野草です
今は、葉がピンとしていますが、若い時にはもう少ししたに垂れた状態で破れた傘の様に見えるので
この名前が付いたそうです。これは、キク科の多年生です
群れをなすと、お花も付けます
後、もう一種類が ↓これ
 (´Д`;)ヾ  これもピンボケしていますが、鳴子百合(なるこゆり)というこれも多年草です
昔、田んぼや畑を荒らす鳥を脅すために作られた「鳴子」という音具に名前が由来しています
根が残っていて、こうやって出てくれると嬉しいですね
お茶室の上に住んでいるお子さんが小学校でもらって来た朝顔の種をくれました
早速、一緒に種を埋めてみましたお水をたっぷりとあげて手をパンパン!
早く芽がでると( ・∀・) イイネ!とニコニコ顔土をいじっていると童心に戻れます
新しい芽吹きは希望と勇気を与えてくれます

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松尾大社の名水を酌みに行きました 

阪急嵐山の松尾大社駅を降りると徒歩3分のところにある松尾大社にお参りに行って参りました
この駅は2013年12月に松尾駅から松尾大社駅に改称された様です
正式名称は「まつのお大社」と呼ぶらしいのですが、通称である「まつお大社」が駅名だそうです
この神社は京都市の西側に位置し、京都で最古の神社です
四世紀前後に秦氏が朝廷の招きにより居住した場所だそうです
本殿は「松尾造り」と呼ばれる珍しい建築で室町初期1542年に作られたもので、重要文化財となっています↓


昔、八百万の神が松尾の山に集まった折に この神社の湧水(亀の井)を使ってお酒をつくり、神々に振る舞ったと云われ、この言い伝えから松尾大社は今でも醸造の神として人々の信仰をされてます
この水を入れてお酒を作ると腐らないという話もあるそうです
境内には亀がたくさん居ます(笑)ここにも
そしてここがその霊泉と言われる亀の井↓
亀の口からの御神水をただきました

口に含んでみましたら、甘くてとても美味しいお水でした
大きなボトルに頂いて帰りました
これで、お抹茶 を点てるとさぞかし美味しいことでしょう

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阿佐ケ谷神明宮にて野点茶会

今年も3月29、30日の2日間
阿佐ケ谷神明宮の東殿で野点茶会をいたしました
今年は2度目になり、少し準備にも慣れて手際よくできました
昨年は桜の開花が早く、この時期には既に散っておりましたが
今年はバッチリ満開でございました
「花の命は短くて苦しき事のみ多かりき」とは「放浪記」で有名な小説家の林芙美子さんが言った言葉ですが
本当に咲いてから散るまでがあっけないのが桜。だからこそ美しい、切ないと心を打たれるのでしょうか
お陰様で土曜日は晴れてとても多くのお客様にお越し頂きましたが、日曜日は若干の嵐が起こり急にぱたっと
静かになってしまいました
お客様のお見えにならない時間は、自ら進んでお稽古をしている姿が見えました(感心します
これは土曜日のメンバーですが、よーくてきぱきと働いてくれました
男の子達も今年は自分で着物を着れるようになりました。素晴らしい成長ぶりに先生は嬉しく思っています
私には、もったいない程の生徒達でございます
前日からの道具運び出しや当日のお給仕にお点前、本当にお疲れ様でした

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生徒さんからの最後のおもてなし

ちょうど1年間から真面目にお稽古に来られていた男性生徒が4月から知床に転勤となり
3月末でお稽古が最後となってしまいました
生徒さんから、最後のお稽古は自分が先生におもてなしを します
と言ってくださり、当日とても楽しみに待っておりました
生徒さんが主菓子と茶花とを持って来られるとの事で
花瓶と菓子鉢を用意しておりました
都わすれとゆきやなぎそして、右にちょこんとあるのが春蘭です(ご自身で生けられました)
都わすれの花言葉は「別れ」です
鎌倉幕府により佐渡に島流しにされた順徳天皇が この花の名付け親という事です
今日のテーマにふさわしくため息がこぼれました

生徒さんのお点前を拝見しながら入って来られてからのお稽古の日々が走馬灯の様に
グルグル廻って胸がいっぱいになってきました

主菓子は、行列で有名な吉祥寺の小ざさの羊羹
早朝から並んで買って来てくださったとの事
珍しいお菓子を頂き そしてこれが噂通り美味なのです!

そしていよいよ一杯の薄茶が出され、にじっていただきにいく。。
泣かないと約束していたのに、お茶を口に含んだ瞬間
涙が目からこぼれ落ちてしまいました
こんなに立派に成長をした生徒からの一杯のおもてなし
こんな美味しいお茶は初めてと思う程です
最後に拝見は、ナツメはうちのお稽古道具ですが今日の為にお茶杓を自ら削ったものでした
茶杓のご銘は「なごり雪」でした
男性的な立派な茶杓です。夜な夜な今日の為に削ってくださったとの事

こんな素晴らしおもてなしを生徒から受けるとは夢にも思っていなかったです

これにより一人一人がお茶を通して日本の心を感じ、人に感動や喜びや癒しを与える事のできる
生徒さんを育てる事に使命感を強く感じた一日でした

生徒さんは、知床の世界遺産である公園のお仕事をされるそうです
とても、やりがいのあるお仕事だと思います
さらなるご活躍を心よりお祈りしております
今まで 私の生徒でいてくださりありがとうございました

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大和を見つけました!

日頃、バタバタとしている中で、心を和ませるものを見つけて
思わず微笑んだり、ホッとしたりする瞬間ってありませんか?
私は、お散歩している犬を見るとその可愛らしさにホッとします
近くのコンビニ前で売られていたダイコンにも心奪われました

これ!なんとも、麗しい姿じゃないですか?

私もこんな風になりたいと
ふと、思いました

いや、姿ではなく
忙しくしている日々の中で一目見ただけで人を和ませる様なそんな人になりたいと思いました

なごむと言えば。。
「和む」と書きます
和(わ)とは日本を指して言う言葉ですよね
それに、大きいを付けると
大和(やまと)といいます
これこそ、日本人の精神を示している言葉じゃないかと
思います

和を以て。。
それも大きな和を以て。。

大和。。改めて素敵な言葉だなと思いました

今までは、宇宙戦艦とか大和魂とか実際には「和」とはかけ離れたイメージが払拭されました 
だいこん⇒大和  ってまさかの気づきも(笑)ありがとう!だいこんさん

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