武者修行に行って参りました 米国 (NY編)

ロサンジェルスから東へ移動しニューヨークへ
ニューヨーク裏千家出張所へお邪魔して参りました
左から寺薗先生、事務局の弘田さんです

伺った日がちょうどお稽古がお休みの日でしたが、中を案内して下さり
いろいろなお話を伺う事が出来ました
室内に入りますと、このレンガ造りの洋館の外観とは全く雰囲気が変わり
まるっきり日本のお茶室でした!

広いお茶室が沢山あり、真ん中には中庭がありとても落ち着いた道場でした
元々は、馬車を入れる倉庫だったとか

お二人とも、九州ご出身だそうですが、寺薗先生はNYに何十年もお住まいで
日本よりここが故郷になっていらっしゃるという事です

私は、元々帰巣本能が強いのか、旅行に出かけても
直ぐにホームシックになり自宅に帰りたくなるんですが
今回の米国においては、全くなかったんです
やはり、行く先が慣れたお茶室があったり、日本人との交流が主だったからかもしれません

偶然、通りかかった有名なオブジェ

国連総本部に日本の国旗を発見!(無いと問題ですが。。
自由の女神像、とても大きくてびっくりしました!

比較が坂本龍馬の像だったかもしれませんが・・・(´・_・`)
ニューヨークのリバティ島にあるこの像は、ハリウッド映画など数々の作品に出演している有名なアメリカを象徴する像ですね
この像はアメリカ独立100周年(1776年7月4日)を記念してフランスより贈られたものです
台座から頭頂部まで約93メートルの巨大なモニュメントです
フランスのパリにも同じ自由の女神像がありますが
パリに棲むアメリカ人がフランスにこの像のお返しとしてフランス独立100周年に贈られたものだそうです
元々は灯台として使用するつもりだったそうですが、手に持った松まつが逆に船舶運行の邪魔になるという事で
灯台にはなっていませんがその所以の上、ニューヨーク港を向いて立っています

ニューヨークはハリウッド映画のイメージも強く、刺激のある町でした

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武者修行に行って参りました 米国 (LA編)

茶道はもちろん日本の文化ですが、日本人に伝えるだけではなく
世界中で日本文化の伝承をしている方々がいらっしゃいます
その中でも、渡米してから60数年間、茶道教師をされており今も現役という
素晴らしい方にお会いして参りました
LA在住の松本宗静先生のお宅です

洋館の中に和がマッチしているんです!

室内に入ると、お茶室が沢山あります!
この↑お茶室の扁額は裏千家14代淡々斎より頂いたものだそうです
リビングにも、裏千家や米国から頂いた表彰状が数多くありました
松本先生と松本先生の身の回りのお世話をされている市川さんです
御歳93歳!とてもお元気でいらっしゃいます
松本先生は、米国でいわゆる人間国宝の様な表彰をされているんです

ロサンジェルスは、日本人が大勢移住しており、近くのお寺のお盆フェスティバルで
お茶会が開かれるというので、お手伝いをして参りました西本願寺です


他の州からもお客様がお見えになっています

私がお点前を一番最初にする事になりました

松本先生のお弟子さんが順番にお点前や半東さんをしました

↓別のお寺のお茶会にも行って参りました
ここの亭主も松本先生のお弟子さんでした

米国の方々は、感情を表すのが日本人より得意ですのでお点前お最中、一つ一つの作法に
感動されている事が伝わってくるんです
私も、最初は緊張していたのですがそれを超えて高揚してきたのがわかりました
最後は、この日本の素晴らしい文化を見せつけた!というなんとも言えない興奮状態で
お点前を終えたんです
愛国心からなのか、茶道への志からなのかわかりませんが
身震いをしながらお点前をしたのは、私にとって素晴らしい体験だったと思います

この、素晴らしい先生にお会いでき、そのお弟子さんの方々との交流によって
更に茶道への道を精進しなければと心に誓いました
LAの松本先生、 市川さん他、いろいろとありがとうございました!
これからも、米国における茶道普及と日米友好のご活躍を応援しています 
又、お会いできる事を楽しみにしております

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奈良の大仏  (盧舎那仏像 るしゃなぶつぞう)

一般的に奈良の大仏さまと言われて親しみを持たれている盧舎那仏像ですが
歴史は天平時代の740年にさかのぼり、当時天皇であった聖武天皇が世の中の平和を願って
建てる事を決めた仏像です
高さは約15メートルあり、材料の殆どが500トンの銅でできており
金も400キロ以上も使われているそうです

ちなみに、仏像の身長50メートルという計算で建てたそうです
完成までに約12年を要し、制作に携わった人の数はなんと260万人と言われています!
大阪市が平成13年12月1日現在の推計人口が261万1601人であると発表されているので
大阪の方ほぼ全員で創った事になりますね(笑)
更に、推定建造費は現代の金額で4000億円を超えるという事ですからそれは、すごい事を
決意され、又それに従い制作できたのですから それほど聖武天皇の力が大きかったと思われます
右の手はてのひらを見せる「施無畏印」(せむいいん)で苦しみから救う事を表しています
左手の形は「与願印」(よがんいん) 慈悲の心を表しています
とても優しい手ですね

今回、奈良の大仏を拝みに行った目的の一つは、この柱の穴。
実は、私この大仏様にお目にかかるのが二度目なのですが
前回は小学生の時の修学旅行でした

その際、この大仏様の鼻の穴と同じ径の柱の穴をくぐらなかった事が心に残っておりました。
今回、それを実現すべく訪れたのですが、こんなに小さな穴。。
そうなんです、大人になった私には実現できなかったのです

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茶道発祥の寺 称名寺(しょうみょうじ)

奈良県の称名寺に行って参りました
称名寺は奈良市菖蒲池町にありまして、奈良駅から徒歩で行けます!

1265年に建てられ利休の師の武野紹鴎の更に師である
村田珠光(1423~1502年)が11歳の時、出家しているお寺です
村田珠光は奈良県のご出身でわび茶の開祖と言われております

幾度とあった火災によって、再建されたお茶室と本堂が残っています

お茶室は拝見する事ができませんでしたが、 獨盧庵(どくろあん)と
呼ばれており、四畳半のお席だそうです
このお寺がいわゆる「茶道発祥の寺」と言われております

「茶道」と聞くと、発祥は京都だと思っておりましたが
歴史を紐解くことにより奥深いものが見えてくるではありませんか。。
それにしても、こんな歴史的な素晴らしいお寺をあまりアピールせずに
ひっそりと駅前に忍ばせている。。
奈良県の県民性でしょうか、改めて感服致します

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大原三千院 

京都~大原三千院~ という由紀さおりさんの歌で有名な(ジェネレーションによります
三千院は788年に最澄が薬師如来をご本尊として建てた天台宗の三門跡寺院の一つです
一度、比叡山東麓に移され、幾度も移転の末、1871年(明治4年)に現在の大原の地に居座ったそうです
←なぜそんなにお引越しをしたのだろう?という疑問も湧きますが。。

そこは京都駅からバスで北東方面に1時間程のところでとても、のどかな風景が広がる大自然の中に
ありました

長い廊下を歩いていくと最初に見える聚碧園というお庭
皆さん、縁側に座ってゆっくりと拝観しておられました
心が洗われる様で、時間がゆっくり過ぎていきました

約2600平方米ある境内は、大きな樹木の足元に苔むしろが広がる素晴らしいお庭です
ちょうど斜光がさして、落ち着いた雰囲気でした

三千院はシャクナゲが有名と聞いていましたが、すでに時は遅しその代わりに
紫陽花が咲き始めていました
拝観している間中
恋にやぶれた女がひとりぃーとやはりあの歌が脳裏を廻ってバックミュージックになっていました

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